前後や左右に顎がずれている・・・
程度の大きな反対咬合(受け口)、程度の大きな開咬(口を閉じても上下の歯が咬み合わないで一部開いている)、程度の大きな上顎前突(出っ歯)、程度の大きな顔面非対称などの症状の場合を顎変形症と言います。
このような場合、矯正治療と外科手術を併用する外科的矯正治療により、歯並びと共に顎顔面の不調和を改善します。外科的矯正は原則として、成長発育終了後に行います。
顎変形症では歯並びだけではなく、骨格的なずれも大きいため機能的な障害程度も大きくなります。このため、これらの治療には健康保険が適用されます。
顎変形症の治療例/非抜歯


19歳で受け口を気にされて一般歯科から紹介を受けて来院されました。下顎骨の大きさが大きく、横にもずれていました。外科手術を併用してマルチブラケット装置で治療を行いました。